駆け込み訴え

ジャニヲタ腐女子の観劇メモ

帝一の國(2回目)


原作未読の状態で1回目に行ったので原作読みおわってから2回目に行ってきました。
帝一の國は最高!

竹内涼真くん演じる大鷹弾が本当にかっこいい。まず光のあたりかたがちがう。帝一の國の映画自体が光の差し込みかたが独特だな~って印象があるんですが、大鷹弾はなんかもうむしろ大鷹弾自身が発光している気がする……。
菅田くんの立ち姿(あと鼻筋)はうつくしいし志尊くんはかわいいし野村くんのふりきりかたがすごいし千葉くんは破滅的に姫だし、わたしは間宮くんの顔が一番好きだし、とにかく出演者全員が全員なすべきことをなしてる感じが好きです。原作を読んでなるほどなあと思いましたが、兎丸先生の魅力的なキャラクター、全員をいかすストーリーがあってこそですね。帝一の國は最高。


カタルシスの連鎖(ここから先当然のように映画原作全編のネタバレを含みます)

帝一の國原作があってこそのこのおもしろい映画ができたんだなあと原作を読んだことで実感したんですが、なおもって映画としてのうまさみたいなのも確実にあるなあと思います。
なんかこの映画構成がうまくないですか?
幼少期ピアノを弾くことを否定されていた帝一が留置所で父親に対して「ただ誰もピアノを弾くことをとがめない世界をつくりたかった」「ピアノが弾きたいよ」と訴える。おさないころ自分をいじめていた菊馬とタイマンのケンカをする。弾に自ら会長の座をゆずった帝一が「僕はピアノが弾ければそれでいい」と言い弾の就任式の場でずっと弾きたかった自分の一番好きな曲を弾く。そして帝一が最も愛する曲は『マリオネット』=あやつり人形。帝一が不敵な笑みで「君たちのことだよ」と言い映画が終わる。
そのうえそのあとに流れるエンディング曲は『イト』で意図とあやつり人形の糸がかかっている。(わたしは最初idなのかなと思ってた。全然ちがかった)
会長戦とは別で帝一自身の物語が一本の線でつながっていて、それが後半怒濤のように展開していく。まさにカタルシスが連続、もしくは連鎖的に起こるんですよね。それが当然ですがめっちゃ気持ちいい。
全14巻の長期のマンガ連載ではできない物語の展開だと思います。2時間の映画だからできるし、きまる。
そういう意味で原作のおもしろさでストーリーを動かして、映画的構成で見せる帝一の國は本当によくできてたし気持ちのいい映画だったなあ。帝一の國は最高。


個人的に一番好きなのは弾くんが帝一の部屋のドアをけやぶるシーンです。マンガではよくあるシーンだけど実写であれを見ると思ってた以上にショッキングというかびっくりするような映像になっててめっちゃおもしろかった。


以上。
とにかくオタク女全員帝一の國を見てくれ~~~~!帝一の國は最高!